世帯構造のはなし

国勢調査(令和2年度版)から中野区の世帯に関する統計データを見ていきたいと思います。
中野区には、一人暮らし、夫婦と子供、それ以外、どんな世帯が多くなっているのかな。

世帯ってそもそもなんなんだ?

家でもないし、家族でもない、世帯って単語はわかるようでわかりづらいものだな~と思います。

この世帯ですが、国は以下のように説明しています。

世帯とは、住居及び生計を共にする者の集まり又は独立して住居を維持し、若しくは独立して生計を営む単身者をいう。

うろ覚えだけど、こうした世帯の考え方が統計の分野だとクイズにされたりしていました。

祖父母・父母・子で住んでいたら、3世代世帯として世帯数は1になります。

一方で、2世帯住宅(別々の入口があるような家)で、祖父母の家・父母・子の家があれば、世帯数は2となります。

5人でルームシェアをして1つの家で暮らしていていたとしても、お財布を一つにしていない場合は5世帯という扱いになります。

世帯って、ややこしいですね。

中野区の世帯の状況

中野区の一般世帯総数は207,897世帯になります。(分類不詳を除く)

全員が一人暮らしをしているわけではないので、当然人口よりも世帯の方が少なくなります。

内訳をみると、単独世帯が圧倒的に多くて、核家族世帯は半分以下という印象です。

※核家族、夫婦や、親と子みたいな家族のこと。

他区との比較

これは、グラフを見やすくするために単独世帯の割合を降順に並び替えたものです。(数値がごちゃついて見にくいので、男親と子~核家族以外の)の割合数値は掲載していない)

中野区は、単独世帯の割合が4番目に高くて62.4%となっています。

国の平均が約38%だから、この国の平均的な姿とは全然違うまちだということがわります。

それにしても、池袋駅・新宿駅・渋谷駅の3大副都心がある3つの区に続いて、中野区が4番目だったとは、、、、。

非親族を含む世帯も多かった

この表は、それぞれの世帯類型について、23区内の順位を示したものです。

(新宿区は単独世帯を除いてほぼ23位で尖っててかっこいい)

一方で中野区は単独世帯が4番目、さらに非親族を含む世帯も5番目と高くなっています。

この非親族を含む世帯って、一体なんだろうと思う人もいると思うけれど、同棲なんかがこれにあたる。

あとは、あんまりないと思うけれど使用人やお手伝いさんと暮らしている人とかかな~。

僕自身は、夫婦のみの世帯なんだけれど、こうして見ると結構マイノリティな属性なんだなと感じました。